和裁士からの伝言板

和裁士の「はたる」です。一級和裁技能士が着物や和裁のあれこれを綴ります。

今年の目標は「毎月着物を着る」でした

残念ながら10月は達成できず。

12月もちょっと分からないなぁ。

年末は仕事が混み混みになるので。

でも、いつもの年よりは沢山着る事ができました。

ツイッターのフォロワーさんが誘ってくれたりしたので機会が増えました。

有難い事です。

 

昨年の春過ぎに、もっと着物を着ようと思いました。

着物を仕立てているのに、着る事をあまり知らないなんてダメだなと思ったのです。

 

着物は日本の衣服だし、カッコいいし、着ると楽しいですよねー、知らんけど…。

 

いやいや、これではダメでしょ(;´д`)

 

作った製品の使い方よく分からないとかありえない。

 

何枚か反物を買い足し、仕立てて、機会があれば着ました。

新年会とか、囲碁とか、研修会とか、囲碁とか、飲みとか、囲碁とか。

 

で、分かった事がありました。

着物を着るという事が解ってない…。

 

こんな状態で「みんな着物を着ましょう✨」とか言っていたのか、アホだ。

 

着物を着るという事はなかなか難しい。

着る事自体が難しいというより、自分に合う着方を見つけるのが難しい。

しかしながら、それが楽しかったりもする。

ピシッと着るのか、緩く着るのか。

色柄をどうしたいのか。

そういう事を含めて「着る」という事で、難しくもあり楽しくもある。

その難しさや楽しさを解っていない事すら分かっていない状態だったのです。

今は少し解った(・∀・)

 

自分が着る事すら解っていないのに、人様の着物を仕立てているのもなんだかなぁと思いました。

しかも、仕立てた着物を着る人との接点がほとんど無い。

自分の仕事の結果が分からない。

これでは良いのか悪いのかの判断ができない。

 

もっと着て、もっと着ている人と接点を作っていきたい。

着る物を作っているのだから、着る事を理解していきたい。

来年はさらに飛躍できるように頑張ります。

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